私のところには、胸部交感神経遮断手術を受けた方からのメールもたいへんよく頂くのですが、その中にはもうこれが最後の手段と思い切って手術を受けたけれども、残念ながら赤面症には全く効果がなかったという方や、手術直後は調子よかったけれど、しばらくしてまた再発したという方も何人かいらっしゃいます。
私は、決して手術を否定するつもりはありませんが、赤面症を克服した現在の私の立場から正直に思うことを申しますと、私は、手術や薬で治った人がいると聞いても、どうしても、その人が赤面症を本当に克服したと認めることができないのです。なぜなら、赤面症は決して肉体的欠陥ではないと思うからです。
私には現在、二人の幼い子供がいます。
その子供たちが将来大きくなって、もし自分と同じように赤面症になって、悩み苦しむようなことになったとしても、私には自分が克服して得た経験から的確なアドバイスをすることができます。
むしろそれよりも最初から赤面症にはならないような育て方も、出来ると思っています。
それは本当の根本的な原因がわかっているからです。
藁をもすがる気持ちで、手術や薬に頼る気持ちはわかります。
でも、その人たちは自分の子供たちが、もしまた自分と同じように赤面症になってしまったら、やはり自分と同じように手術や薬に頼る以外に、解決する道がないのではないでしょうか?
それに自分の取った方法を堂々と胸を張って子供たちに言えるでしょうか?
副作用(代償性発汗など)が、全く無いというのであれば、それはそれでもいいと思うのですが・・・
私の提案する克服法は副作用どころか、生きていく上であらゆる面でのプラスの相乗効果(副次効果)が現れてきます。
なぜなら、
赤面症の人は元来、人よりも感受性が強く、繊細な神経を持ちあわせていると思います。
ですから、普通の人には気がまわらない、何とも思わないような細かいところまでにも神経が行き届く(気を配れる)というような特質を持っているということが言えると思います。
小心と細心が違うようにそれが、プラスに働けば長所にもなり、マイナスに働けば短所にも成りうるのですが、私の提案する克服法を実践することによって、それらすべてがプラスの方向に働き、ありとあらゆる面で以前よりも、あきらかに優れた成果を発揮できるようになってくるのです。
とにかく、私も長年、悩み抜いてありとあらゆる事を試してきた結果、赤面症を完治させる為には、赤面症の根本的な原因の部分から変えていかない限り、結果は好転してこないと断言することが出来るのです。